Jリーグに地域格差問題 コロナ離脱者数が成績を左右する

2020年06月19日 16時40分

村井チェアマン

 Jリーグは地方クラブが有利になる!? 新型コロナウイルス禍による中断からJ1は7月4日に再開、J2とJ3が6月27日に開幕を迎える。過密日程で交代枠5人への拡大など特別ルールの適用や感染防止ガイドラインでピッチ上での様々な規定が設けられ、戦い方の変化が予想される一方で、ある重要ポイントが指摘されている。

「新型コロナ感染による離脱者の数が成績を大きく左右するのではないか。レギュラークラスの選手が隔離となったらチームには大打撃になる。そういう意味では、感染リスクが高い地域と低い地域でクラブによってどうしても不公平が生まれる」と首都圏のJクラブ関係者は顔を曇らせる。

 これまでの感染者数は都市部が多く、地方では少ない傾向にある。現在は多くの地域で新規の感染者が出ていないが、再び増加傾向に転じて第2波への懸念が高まる東京をはじめ、県境をまたいだ移動制限が解除されて観光地などは今後感染リスクの増加が予想される。そうした地域に本拠を置くクラブは普段の生活からリスクが高いだけに、それに比例して選手やスタッフが離脱する危険性も高い。そのため首都圏を中心とした都市部のクラブにとっては大きなハンディになるというわけだ。

 とはいえ、異例の状況で迎える今季は「競技の不公平性をのみ込んででも試合は続けていく」とJリーグの村井満チェアマン(60)が呼びかけているように、感染リスクの地域格差は受け入れるしかない。思わぬ弱小クラブが躍進して勢力図の激変もありそうだ。