メキシコの麻薬カルテルが北中米W杯でメキシコに敗れたエクアドル選手たちに殺害予告を送っていたと、アルゼンチンメディア「ラジオ・ミトレ」のエドゥアルド・ファイマン記者が伝えた。

 同記者によると、エクアドルが0―2でメキシコに敗れた決勝トーナメント1回戦を前に「メキシコの麻薬カルテルがエクアドル選手たちを脅迫していたことが確認されたようだ。彼らは5人の選手に接触し、エクアドルとメキシコにいる家族に関する具体的な情報を提供した」とし「メキシコでプレーするエクアドル出身選手はたくさんいるので彼らがどこに住んでいるのか。どこに滞在しているのか。家族や子供がどこにいるのかを知っている可能性がある」と主張したという。

 この情報を元に伝えたドイツ紙「ビルト」は「本紙はメキシコの情報筋から同様の噂が広まっていることを知った。しかし、どのエクアドル人選手は麻薬カルテルから脅迫されたかは依然として不明である。国際サッカー連盟、エクアドルサッカー連盟、当局のいずれもこの情報を公式には認めていない」としながらも「麻薬カルテルがW杯で注目を集めるのは初めてではない」という。

 同紙によると、1994年米国W杯でコロンビアのDFアンドレス・エスコバルがオウンゴールをしてチームは1次リーグで敗退。その10日後、母国に戻ったところで射殺されるという痛ましい事件もあったという。