NPB&Jリーグ アスリート特有の感染リスク確認

2020年05月11日 16時46分

今後の見通しを説明する村井チェアマン

 日本野球機構(NPB)とJリーグによる新型コロナウイルス対策連絡会議が11日に開催され、アスリートの感染危険性の高さが指摘された。

 専門家チームの座長を務める賀来満夫東北医科薬科大特任教授からは「まだまだ予断を許さない。今日の会議で具体的に再開、開幕の時期を決めるのは難しいとお伝えした。できる限り慎重に再開の準備を進めていただきたい」と提言があり、NPBとJリーグはともに開幕、再開日の決定をそれぞれ先送りした。

 全国的に感染者数が減少傾向になってきたものの、まだ楽観できる状況ではないことは確か。さらに、スポーツ選手特有の感染リスクも公式戦開催へ向けた障壁の一つになっている。

 専門家チームの三鴨廣繁愛知医科大学大学院医学研究科教授は「一流アスリートは試合が終わったときに通常の人と比べて、免疫機能が低下するという医学的な論文もあるので、感染に関してよりきちっとした対応をして臨むことが期待されている」と指摘。

 賀来氏も「非常に激しいコンタクトの中で試合をしているわけで当然、免疫力が落ちたり、ケガがあったりとかで体力の低下がある。選手の方々の不安感もある」と試合後のアスリートは体力の消耗で免疫力が落ちるため、感染の危険が高まる可能性を示した。

 感染が終息しない状況での試合実施は他ならぬ選手の身を危険にさらすだけに、公式戦の開幕や再開には極めて慎重な判断が求められそうだ。