女子プロレス「スターダム」26日の両国国技館大会で、元WWEのカイリ・セイン改めKAIRI(33)が古巣復帰を果たして岩谷麻優と組み中野たむ、ウナギ・サヤカ組と対戦。変わらぬ動きで観客を魅了した。

 20年に帰国してから約2年、実戦から遠ざかっていたKAIRIだが、ブランクを感じさせない動きで相手を翻ろうだ。コーナー最上段から場外に向かって飛んだかと思えば、下から相手の足に絡みつきアンクルロックを取る。そして最後はWWEでも世界を魅了したインセインエルボーをウナギに決め、そこに岩谷の月面水爆も続いて勝利した。

 復帰戦に白星のKAIRIは「超気持ちいい! なんも言えねえです」とどこかで聞いたことがあるコメント。さらに「ただいま! こうしてまた愛するスターダムのリングで試合ができて本当にうれしく思います」と感慨深そうに話した。

 KAIRIは2デイズで行われる両国大会の2日目(27日)にも参戦し、スターライト・キッドとシングル戦で激突する。同日にワールド王座に挑戦する岩谷から「2日目も勝って、私たちが輝きたい」と呼びかけられると、目を輝かせてうなずいていた。