女子プロレス「スターダム」は、12日の東京・ベルサール高田馬場大会で「大江戸隊」VS「クイーンズ・クエスト(QQ)」の5対5綱引きマッチを開催すると1日に発表した。

 極悪軍団「大江戸隊」の渡辺桃、スターライト・キッド、鹿島沙希、琉悪夏、吏南組が、QQの林下詩美、上谷沙弥、AZM、レディ・C、「X」組と対戦する。

 綱引きマッチは先日、渡辺桃が提案したもので、団体史上初の開催となる。試合前に両軍の全選手が綱を引き、同じ綱を持つ敵軍選手と対戦する。1983年11月3日には新日本プロレス蔵前国技館大会でアントニオ猪木率いる「正規軍」(猪木、坂口征二、藤波辰巳=当時、前田日明)が長州力の「維新軍」(長州、谷津嘉章、アニマル浜口、キラー・カーン)と4対4綱引きマッチで対戦。当時のファンを大熱狂させた昭和テイストな試合形式となる。


 大江戸隊の〝広報部長〟キッドは「大江戸隊はオールドファンにも刺激を与えていくということだ! 綱引きでシングルを決めるなんて私自身も初めてだから、新鮮で楽しみ。これで大江戸隊が勝って、QQとも一旦おさらばかな」と不敵な笑みを浮かべて言い放った。

 QQは1選手を「X」としており、ここに誰が入るのか気になるところ。また、キッドは2デイズの東京・両国国技館大会初日(26日)では、渡辺とのコンビでゴッデス王者、コグマ&葉月への挑戦が正式決定。まずは綱引きマッチで弾みをつけたいところだ。