女子プロレス「スターダム」の〝ブラック・ピーチ〟こと渡辺桃(21)が、またまた存在感を見せつけた。

「クイーンズ・クエスト(QQ)」を裏切り、極悪軍団「大江戸隊」入りした渡辺は29日の両国国技館大会で、団体の10周年イヤーを締めくくる「リユニオン(同窓会)」マッチに出場。葉月と組み、岩谷麻優、彩羽匠(マーベラス)組と対戦した。

 ゴング前から一度は他の選手からの握手を拒否し、早くもピリピリムードが漂う。パートナーの葉月からタッチを無視されると、強引に試合権利を奪い、場外に投げ捨てる場面も見られた。

 その後も葉月が垂直落下式ブレーンバスターからフォールにいくが、渡辺はバズソーキックを葉月に決めてカットに。これで2人のチームは完全に決裂。最後は残された葉月が猛攻を食らい、岩谷&彩羽が勝利を収めた。

 試合後、岩谷と彩羽は葉月の健闘をたたえたが、渡辺だけその輪に入らない。しかも岩谷から「お前は全てを敵に回した」と指摘されると、「岩谷麻優、スターダムのアイコン? いや、スターダムのオワコンだっけ? お前の代わりに私がスターダムの闇のアイコンになって差し上げますよ」と不敵な笑みを浮かべた。

 さらに葉月に対し「お前、忠告しただろ。私が隣にいるってことをよく考えろよ。お前もバカだなあ」と言い放ち、リングを後に。大江戸隊入り後、水を得た魚のように暴れ回るブラック・ピーチが2022年もスターダムマットをかき回す。