〝プロレスリングマスター〟こと武藤敬司(59)の魂を継いだノアの清宮海斗(26)が、生まれ変わった姿を見せる。
16日の日本武道館大会で武藤の引退ロードがスタートし、初戦の相手を務めた清宮は徹底した研究の成果を見せた。得意技を〝完コピ〟し、閃光魔術弾、ドラゴンスクリュー、足4の字固めとおきて破りの波状攻撃でギブアップを奪った。
すると、4度目のシングルで初の白星を手にした〝ご褒美〟として、武藤からは最後に繰り出した3つの必殺技を「譲るよ」と申し出を受けた。
「反復練習だ。頑張れよ」とエールを送られた清宮は「継承させていただいたからには完全に自分の技にしないといけないと思います。自分だけじゃない。武藤さんや、武藤さんのファンの皆さんのためにも!」と決意をにじませた。
受け継いだ技をさっそく生かす場がある。シングルのリーグ戦「N―1 VICTORY 2022」(8月11日、横浜で開幕)だ。「開幕までに今の自分の技と武藤さんの技をミックスさせて〝ニュー清宮〟を確立させないといけない。今はどうすればいいか全く分からないけど、絶対にやり遂げます」と誓う。
同リーグ戦は2018年大会で初優勝。4年ぶの制覇に向け「成長と結果の両方を追求します。『二兎を追うものは一兎をも得ず』って言いますけど、二兎どころか四兎、五兎を得てみせますよ」と目を光らせる。
おいしいところを総取りすることこそ、ある意味最大の武藤イズムだ。「今回は初対決の選手もいるし、ニュー清宮としていかに自分のプロレスを見せられるかが大事になってくる」。天才のエキスを吸収した清宮の夏に期待だ。












