ノア27日の後楽園大会で、新日本のIWGP・USヘビー級王者のKENTA(40)がリングに乱入するサプライズがあった。

 この日の大会は杉浦軍興行の第3弾として行われ、メインでは軍団を率いる杉浦貴(51)が船木誠勝と熱戦を繰り広げた末、掌底をあごにヒットさせてからの五輪予選スラムで3カウントを奪った。

 試合後、杉浦が観客に感謝を述べ始めると、テーマ曲に乗ってKENTAが登場。来年元日の東京・日本武道館大会と8日の新日本プロレス・横浜アリーナ大会で杉浦、桜庭和志とトリオを結成するKENATは「ノアファンのみなさん、KENTAです。おい貴。この忙しい時期によ、お前のために来てやったよ」と杉浦に話しかけた。

 これに杉浦が「ありがとうございます。みんな、小林さんです」と応じると、KENTAは「その呼び方やめろ」と突っ込み。その後も「小林先輩、今、プロレスどこでやってるんですか?」(杉浦)、「答えづらい質問すんな」(KENTA)と丁々発止のやり取りで観客を喜ばせた。

 そしてKENTAは「忙しい中わざわざ来て何が伝えたかったかっていうと、1月1日と1月8日は俺も杉浦軍だってこと」と宣言。その後、杉浦から「杉浦軍のお笑い担当のサクです」と桜庭を紹介されると手を合わせて「新日本をぶっ潰してやりましょう、3人で!」。気合を入れる杉浦に、2人は苦笑いだった。