新日本プロレスのエル・デスペラードが〝劇薬注入〟で「ベスト・オブ・ザ・スーパージュニア(BOSJ)」(15日、名古屋で開幕)初制覇を目指す。1日の福岡大会でIWGPジュニアヘビー級王座を失った直後に尊敬する葛西純(フリーダムズ)と3年ぶりの再会マッチが実現。BOSJ覇者の称号とベルトを持参し、約束のシングルマッチへ向かう決意だ。
コロナ禍の影響で年末の「ワールドタッグリーグ」と同時開催されていたジュニアの祭典が3年ぶりに単独開催される。今年は他団体、海外勢を含む20選手がエントリーした。
IWGPジュニア王者時代に他団体勢との防衛戦を熱望してきたデスペラードは「率直なところで言うと、国内団体がもっと出てほしかったのはある」としながらも、唯一の国内他団体勢であるG―REX王者エル・リンダマン(GLEAT)と同じBブロックに入ったことを歓迎。1月から名前を挙げていた相手との公式戦(24日、後楽園)に腕をぶす。
「『マスク』と『エル』がB(ブロック)に固まったっていう何かの意図を感じるけど。一番楽しみな相手? どう考えてもリンダマンだろうね。感謝してるくらいだよ。これで彼が出てこなかったら、外国人勢は出てきたけど、結局新日本内かよ、国内で手を広げてねえじゃんって思っちゃうんで」
1日の福岡大会で石森太二に敗れ、王者での参戦はかなわなかったが、気分は最高潮だ。6日の「タカタイチマニア2・5」では葛西とタッグ戦で激突。壮絶な流血戦を繰り広げ、試合後に一騎打ちを要求されたからだ。
「BOSJ優勝の目標はもちろんあったけど、葛西純とのシングル戦へのモチベーションは、それまでの期間のすべてで俺にエネルギーを与えてくれるもの。だから試合が終わったら俺は死ぬかも。戦ったら『もうこれで終わってもいい』ってなって」と特別な思い入れを明かす。
実現の時期は未定だが、「その時に会社のもので背負えるものは全部背負っていきたい」と豪語する。「俺はデスマッチはド素人。例えばフリーダムズを常に見てる人たちからしたら『新日本のベルト持ってたか知らねえけど…』って部分は絶対あると思う。だからこそ、次シングルやる時は王者だったりBOSJ覇者だったりガッチリ持っていって。新日本というものを勝手に背負って、葛西純ファンに俺自身を突き刺したい」
BOSJは新日本ジュニア内で唯一手に入れていないタイトルだ。目標と欲望に突き動かされ、頂点へと駆け上がる。












