【新日本・G1】2冠・内藤が27分の激闘で棚橋下し白星発進

2020年09月21日 00時00分

棚橋との死闘を制した内藤

 新日本プロレス最高峰のリーグ戦「G1クライマックス」は20日エディオンアリーナ大阪大会でBブロック公式戦が行われ、IWGPヘビー級&インターコンチネンタル2冠王者・内藤哲也(38)が棚橋弘至(43)を下し白星発進を飾った。

 かつて憧れた男との約3年ぶりの一騎打ちは、コロナ禍で大声での応援が禁じられているはずの会場からたびたびどよめきが漏れてしまうほどの熱戦となった。内藤は復権に執念を燃やす棚橋の右ヒザ集中攻撃にさらされる。執拗なドラゴンスクリューからテキサス式四葉固めに捕らえられ窮地に陥った。

 これを何とかエスケープした内藤はバレンティアを狙うもスリングブレイドで切り返される。それでも棚橋が狙ったトゥエルブシックスをデスティーノで切り返し互いに一歩も譲らない。

 デスティーノにカウンターのスリングブレイドを浴びた内藤は、棚橋のハイフライアタックを浴びまたもピンチに。それでもハイフライフローを間一髪で回避するとコリエンド式デスティーノで再逆転に成功した。なおも正調デスティーノだけは阻止する驚異の粘りを見せた棚橋に、強烈な張り手を見舞うとバレンティアを発射。ついにデスティーノをさく裂させ、実に27分超の激闘に終止符を打った。

 試合後のリングでマイクを握った内藤はG1残りの日程でBブロックは関西圏での試合がないことに触れつつ「11月の大阪大会、この2本のベルト、そしてG1のトロフィーを持って入場することになるでしょう。その時をトランキーロ! 焦らずに、そして楽しみにお待ちください」と約束。「今日は残念ながら皆さまと大合唱することはできませんが、ぜひ、心のなかで一緒に叫んでください」と呼びかけ代名詞の「デ・ハ・ポン」絶叫で大会を締めた。

 内藤は「この一戦は俺にとって、優勝決定戦も含めて10試合のなかのひとつに過ぎないよ。それでも彼(棚橋)を支持するお客さまがたくさんいらっしゃることに関して素晴らしいと思うよ。今日の負けにガッカリせず、また俺を焦らせる存在になってくれよ」と、すがすがしいほどに上から目線のエールを棚橋に送りつつ「全勝で優勝することこそ、今、俺に求められていること」と豪語。史上3人目のIWGP王者として、そして史上初の2冠王者としてのG1制覇へ、絶好のスタートを切った。