【新日1・4東京ドーム】内藤 逆転でIC王座奪回も「目的はこのベルトじゃない」

2020年01月04日 20時37分

逆転勝利でIC王座を奪回した内藤

 新日本プロレスの年間最大興行「レッスルキングダム14」(4日、東京ドーム)で行われたIWGPインターコンチネンタル(IC)選手権は、内藤哲也(37)が王者のジェイ・ホワイト(27)を撃破。王座を奪回するとともに、5日東京ドーム大会でIWGPヘビー級王者(オカダ・カズチカVS飯伏幸太の勝者)とのダブルタイトルマッチに駒を進めた。

 昨年9月の神戸大会でジェイに敗れ、昨年2度目となるIC王座からの陥落。東京スポーツ新聞社制定「プロレス大賞」ではノミネート「0」の屈辱も味わった。しかし、大観衆は“制御不能男”の復活を待ち望んでいる。序盤から大・内藤コールで背中を押すと、ジェイには容赦ないブーイングを浴びせた。

 内藤は場外でエプロンを使ったネックブリーカーを放って先制。ところが、ジェイのセコンドの外道が場外から内藤の足を引っ張りペースを乱す。王者は内藤の左ヒザに狙いを絞って攻め込んだ。内藤はコーナーからの飛びつきフランケンシュタイナーで反撃。相手に顔につばを吐きかけてから、串刺しの低空ドロップキックだ。

 これでペースを握るかとみられたが、ジェイのDDTを食らって悶絶し、再び左ヒザを攻められた。場外にはバックドロップで投げ捨てられ、劣勢は変わらない。さらに裏足4の字固めでヒザを締め上げられた。

 大ピンチの内藤は顔をゆがませながらロープブレーク。何とか脱出すると、逆襲の浴びせ蹴りだ。さらにスパインバスター、回転式DDT、雪崩式フランケンシュタイナー、グロリアの猛攻。レフェリーがアクシデントでダウンする隙に外道が乱入したが、急所打ちで撃退した。

 勝負をかけた内藤は、コリエンド式デスティーノを連発。ジェイの必殺ブレードランナー(変型顔面砕き)を完全に防ぎ切ると、最後は渾身のデスティーノで3カウントを奪った。

 33分54秒の大激闘に逆転勝利。昨年1月からIWGPとIC、2冠奪取の野望を掲げてきた“制御不能男”は、完全復活へ一世一代の大舞台に挑む。

【内藤の話】「今回の2連戦の目的はこのベルトを取ることじゃないから。お客様は『内藤おめでとう』って声かけてくれてうれしいよ。でも、トランキーロ。今回の目的ではないから、そこは。さあて、明日の対戦相手はどっちかな。俺の予定はオカダ。理想も、オカダ。さあ、どうかな」

【ジェイ・ホワイトの話】「アイツ(内藤)はどこに行った…。俺は残念ながらみんなが作り上げたストーリーの脇役の一人だったということだったんだな。みんな、ジェイ・ホワイトが負けるのを望んでいたはずだ。お前らが好きな内藤が勝ったんだぞ。なぜ笑わないんだ。新しい俺のデスティーノ…運命が明日から始まる」