【We are 女子プロレス代表】藤本つかさ(アイスリボン)

 わたくし、やらかしてしまいました! エアコンつけっ放しで遠征に行ったわけでも、ポケットティッシュを入れたまま洗濯したわけでもありません。全所属選手と防衛戦をすると公言したのに、失敗…! 10度目の防衛戦(3日、新木場)でまさかの30分ドロー。規定により王座剥奪! ぐぁ~! 現在、王座決定トーナメントを開催しており、大みそかの後楽園大会で第24代ICE×∞王者が決定します。

 悔しさ満点の中、今回はドローになったつくしとその同期、柊(ひいらぎ)くるみを紹介します。つくしはキャリア7年目の19歳。くるみは7年目の16歳。2人は幼いころからのプロレス観戦仲間。幼いころって2歳とか3歳とかそんな話。キッズレスラーとしてデビューしたので、常に比較されてきました。仲良しか?と聞かれれば、そこそこ。意識し合う、いいライバル関係、と言ったほうがしっくりくるかな。

 小学生でデビューして叩かれることもあったけど、出るくいは打たれても出るんですね。続けていたら、見る側が変わった。2人は変わってないのに。団体一大きく、説得力のあるダイビングボディープレスで相手をペチャンコにするくるみ。スピード、体力ともに驚異的で、ハードヒットなエルボーで相手をキレさせるのが得意なつくし。特に私をキレさせてるな! 「ICE×∞」の「∞」は、年齢の可能性を無限大にした、そんな2人のことも含まれてるんじゃないかな。ただしこの2人、ごくまれに子供になります。

 くるみ「開校記念日なので、平日ですが試合出ます」。1年に何度もある開校記念日の不思議。

 つくし「これからはプロレスとともに、プロレス頭とかコメント頭とか、言葉の頭を学びたい」。まず日本語学べ!

 年齢を言い訳に物事を諦める必要がないことを教えてくれたと同時に、年齢はタテにもなるということも教えてくれました。そんな感じで大みそかまでノンストップでかけ上がっていきます! 王者になるのは果たして…!?