女子プロレス「アイスリボン」のインターナショナルリボンタッグ選手権(4日、横浜武道館)は、挑戦者のトトロさつき&まなせゆうなが、「カラーズ」のSAKI、清水ひかり組を破り、王座を奪取した。

 序盤から公表体重90キロのトトロと、77キロのまなせが体格差を生かして主導権を握った。中盤でトトロがつかまり、清水のダイビングボディーアタック、ダイビングヒップドロップを浴びるもカウント3は許さない。

 まなせも絶妙なタイミングでカットに入りピンチを切り抜けると、最後はトトロが「動くこと雷霆の如し」(変型片翼の天使)で清水を沈めた。

 大喜びのまなせは「うちらは大きくなるだけじゃなくて、いろいろ仕上げてくるんですよ。だから、ベルトが似合うおなかに!」と自慢の腹を誇示した。

 一方のトトロは「私はアイスリボンの主役になる! アイスリボンのセンター、真ん中に立つ!」と宣言。愛嬌ある2人が藤本つかさ、春輝つくしの二枚看板が抜けるアイスリボンマットをかき回しそうだ。

 一方、無言のまま会場を後にしたSAKI&清水。4月29日にはスターダムの大田区大会を電撃訪問し、中野たむ率いる「コズミック・エンジェルズ」に宣戦布告したばかりだが、果たして今後は――。