目標はあのテーマパーク進出やで! 今年いっぱいで全日本プロレスを退団し、古巣・大阪プロレスの選手兼任社長となるゼウス(39)が大阪市の「ユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ)」進出をぶち上げた。

 18日に会見し、大阪プロの株式を100%取得したと発表。2006年11月にデビューした古巣に経営者として戻ることになった。ただし全日本とは年内いっぱいの選手契約を締結していることもあり、大阪プロで選手兼社長として活動するのは来年1月1日から。新体制で4月の旗揚げを目指すとした。

 福田剛紀社長ら全日本の幹部は「これからも協力体制でやっていこう」と約束してくれたという。また、大阪プロ前オーナーの阪上雄司氏からも「14年間守り続けてきた大阪プロレスを託せるのはゼウスしかいない」と言われたそうで、感謝を口にした。

 会見後、取材に応じたゼウスは「USJの中で大阪プロレスをやることです」と当面の目標を掲げた。「USJには広場がいっぱいあるんですよ。その一つで、例えば『毎週土日は昼の2時から大阪プロレスやってます』みたいな。ダンスショーとかパレードとか、そういう出し物の一環として。試合会場をつくろうと思ったら広大な場所が必要ですけど、広場にリングを置くのは可能なんじゃないか」

 USJ関係者とのパイプも持っているとのことで、実現に向けて動きたいという。「必ずオンリーワン、日本一の団体をつくり上げます!」。力強く決意表明したゼウス社長の手腕に期待だ。