中日・立浪和義監督(53)が打撃不振で4試合連続スタメン落ちの高橋周平内野手(28)について言及した。

 今季の高橋周は左足首の捻挫で開幕一軍から外れ、4月29日に遅れて昇格。しかし、打率2割4分6厘、2本塁打、15打点と不本意な成績のまま7月16日の阪神戦で右脇腹を痛め、翌17日に抹消された。

 二軍でリハビリに励み9月8日に一軍再昇格したが、2試合連続でスタメン出場も7打数無安打。だが、立浪監督は10日の巨人戦前の練習で高橋周に身ぶり手ぶりで打撃指導を行うと、その日の試合で2安打と結果が。「何かメジャーリーガーみたいな構えになっていたので(黙って)見てはみたけど、さすがにこれはちょっと厳しいなと思ったので、打てるような形に(指導した)。現に2本打てたんでね」と復調を期待していた。

 ところが、その後またも2試合で6打数無安打と再び快音が止まったため、4試合連続でスタメンから外し、二塁には溝脇、石垣を起用するようになった。指揮官は「周平は上がってきたが、二塁はどちらかというと守れる選手を使おうと。もっと打ってくれれば使いたいと思うし、今年はタイミングが悪く開幕でけがしたり、フォームも話し合いながら変えていこうという中でね。バンテリンで話したけど、何したいかを聞いたけど、本人も悩んでいる」と高橋周の苦悩を明かした。

 その上で「一番に結果が欲しいのが選手。すぐフォームを変えてしまうので、これというものを見つけてほしい。良い形でいても投手が良ければ打てないもの。まずは自分の形を見つけないと。まだまだ28歳。(2020年に)3割打ったバッターだし、こっちもなんとか復活させたい気持ちです」と高橋周の復活を心待ちにしている。