阪神は31日の西武戦(甲子園)に0―2で敗退。先発・西勇が7回6安打1失点と力投するも、打線がこれを見殺しにする毎度おなじみの敗戦パターン。首位・ヤクルトがロッテを1―0で下したため、開幕54試合目にして自力優勝の可能性が消滅した。

 矢野監督は「まずは(相手)先発を崩さないと」と低調な打線に嘆き節。自力優勝の消滅について問われると「頑張ります」とだけ語り、わずか約1分で会見を切り上げた。

 試合後、報道陣の取材に応対した百北球団社長も「ファンの方にはご心配をおかけして申し訳ない。ただ、残り90試合を切ったところ。十分に試合数も残っていますので、我々チームとしましては決して諦めることなく戦っていきますので、引き続きご声援の方をお願いしたい。私の方からは以上です」と事務的に語り、足早に球場を後にした。