中日は1日の広島戦(バンテリン)に4―0と2連勝を飾り、5カードぶりに勝ち越しに成功。4月27日以来、再び貯金生活に戻した。先発の柳が7回5安打無失点で今季3勝目をマークすれば、打線は石川昂のプロ初の猛打賞やビシエドの2点適時打が先制&決勝点となった。

 以下は立浪和義監督(52)の主な一問一答。

 ――3回に岡林と石川昂の連打から、ビシエドが2点タイムリー

 立浪監督 非常に若い選手が1、2、3番を打っていますから。チャンスを作ったところで4番の打点というのは、非常にチームに勢いもつきますし、非常にいい形だったと思う。

 ――ダメ押しの8回は足も絡めて

 立浪監督 昨日も2点ポンポンとすぐに取られてますし、この球場でも2点、3点ではなかなか安心できないですから、1点は取りにいきました。

 ――柳は7回無失点

 立浪監督 ここで(4月3日に)広島戦を完封した時と比べると決して内容は柳自身良くなかったと思うが、その中でゼロに抑えたのはさすがだなと思う。

 ――8、9回は盤石のリレー

 立浪監督 4点差になってセーブのつかない場面で行ってもらったが、本人も納得してもらっている。やっぱり野球というのは満塁ホームランで4点で同点になりますから、明日は試合がないので今日はライデル(マルティネス)に行ってもらいました。

 ――柳が4回以降、立ち直ったところで続投させる判断になった

 立浪監督 そのまま勝っていて、あの点差でいっていれば、どこで代えようかなと迷っていたが、7回までとは思っていた。ウチは後ろもいいですからね。多少なりとも安心感もあるので。ただ7回までは投げないといけないという責任感も持っている。

 ――2試合連続で鵜飼、岡林、石川昂の1、2、3番だったが、この並びは続けるのか

 立浪監督 そうですね。とりあえず大島が帰ってくるまでは、ずっと続ける。鵜飼は代打ではなかなか打てる選手ではないと思いますし、あとは試合でいろんな投手と対戦しながら、今日はこの変化球が見送れたとか、一つは何かをつかんでほしい。あれだけボール球を振るが、相手からしたら怖い選手でもあると思う。1番でも2番タイプでもないと思うが、大島が帰ってくるまでは続けたい。

 ――これで日曜は5戦5勝でサンデードラゴンズ状態

 立浪監督 柳が投げていることが多いからじゃないですかね。1回、横浜戦が中止になったときにローテーションが崩れましたけど、それが大きいのでは。

 ――勝つと月曜日の気持ちが明るくなる

 立浪監督 休むにしても勝って休むのと、負けて1日空くのとは違いますしね。日曜日の試合はどこのチームもそうだと思うが、遠征に行けば移動もあるし、気分的に全然違う。これからも日曜だけじゃなく、週頭もそうだし、頑張っていきたい。

 ――本拠地で今季最多の3万1320人の観衆

 立浪監督 ベンチにいるとこっち側(一塁スタンド)があまり見えないですけど、試合終わった時にたくさんのファンの方が来てくれて、完封負けだけは避けようと、そういう気持ちでやっています。