また終盤に悪夢の展開が待っていた。阪神は12日の中日戦(バンテリン)に1―2と逆転負けを喫した。
試合は阪神・西勇と中日・大野雄の投手戦。6回に飛び出した4番・佐藤輝の先制弾を、西勇が粘り強い投球で守り抜く。毎回走者を背負いながら、7回まで中日打線を無得点に封じる。投打の看板が要所で気を吐き、連敗脱出に近づきつつあった。
だが、またしても継投でつまづく。矢野燿大監督(53)は8回から2番手として湯浅を投入。今季、試合前まで6試合で2ホールド、防御率0・00の〝無双〟を誇った成長株だが、この日は、虎の子の1点を守れなかった。
一死二塁から阿部にフォークを捉えられ、中前への同点適時打を献上。さらに暴投と四球で一死一、三塁となり、石川昂に再びフォークを左前に運ばれ1―2と逆転を許した。
結局〝魔の8回〟直後の攻撃も及ばず、痛恨の逆転負け。今季初の救援失敗でプロ初黒星となった湯浅について、矢野監督は「やられたけど、この悔しさを晴らせるチャンスは明日にでもあるかもしれないし、この経験を次に生かしてくれる投球になったら」と気丈に話し、さらなる成長を願った。
チームはこれで引き分けを挟んで4連敗となり、15試合を終えて借金12。開幕、9連敗の後にようやく1勝、その後は再び4連敗。昨シーズン12球団トップの77勝を挙げた事実が幻だったかのように、今季は白星が果てしなく遠い。












