意外な起用の訳とは…。巨人の原辰徳監督(63)が5―0で勝利した3日のオープン戦・西武戦(東京ドーム)後、この日「1番」で起用した丸佳浩外野手(32)について言及した。

 ここまで「3番」が定位置となっていた丸だが、この日は「1番」に打順を上げて起用。切り込み隊長としての活躍に期待のかかるオーダーとなったが、結果的に初回に先頭打者弾を放つなど、思惑通りの働きを見せた。

 原監督は「やっぱり何度も言いますけど、1番打者(の固定)は非常に苦しんでいる数年間ですからね。そういう意味ではそこになんとか、というところですね」と、チームにとって積年の課題でもある「1番打者論」について指摘。一方で、今後の起用については「(丸が1番に)固定されるかは分からないしね。今日は初めてでしょ。そこはまだまだ」と、現時点では白紙であることを強調した。

 さらには「開幕オーダーは私自身も全く予想していませんし。どういう25日(開幕日)を迎えるのかというのは誰も予想がつかないところだと思うので、日本ハムとは違った意味で緊張感があるんじゃないでしょうか(笑い)」と〝原節〟もさく裂。前日の試合開始直前、報道陣に対して急きょスタメン予想クイズを出すなど、奇想天外なオーダーを日々展開する日本ハムの新庄ビッグボスを引き合いに出し、笑いを誘った。

 運命の25日に、原巨人はどのようなオーダーを組むのか、サプライズ起用はあるのか――。目が離せない。