中日の高橋周平内野手(28)が17日、沖縄・北谷で行われたシート打撃で大野雄大投手(33)から2年連続で本塁打を放った。

 昨年2月もシート打撃でエース左腕からアーチを決めていただけに「今日は打たせないぞ!」と登板前に宣言されていたことを明かしたが、1ボールから2球目の直球をドンピシャのタイミングで捉え、左中間へ突き刺さした。

 被弾した大野雄は「ワンボールから(捕手の)石橋はもう1球カットボールを出してくれたけど、真っすぐで一巡目ぐらい押したいというのがあったので、サインに首を振ったけど、完璧でしたね。2年連続で5打席ぐらいしかやってないのに2ホーマーですよ。勘弁してくれ」と脱帽。その上で「高橋周平にも自信をつけてもらわないといけないので」とうそぶいた。

 高橋周の昨季5本塁打はすべて右投手から。それだけに大野雄は「あいつ左投手からホームラン打ってないでしょ。5本でしょ確か。記憶にないぐらいなので、今年は左からも打ってよ、と。俺から2年連続打つなよ」と注文をつける。

 もっとも高橋周は「去年も打ったんで不気味といえば不気味。大野さんだけ打てるっす! 自信になった? 去年も打っているんで自信にはならないです。3年連続目指します」と不敵な笑みを浮かべていた。