ルーキー扱いしてる場合じゃない! 阪神・佐藤輝の「一軍再昇格」急がれる深刻な事情

2021年09月21日 05時15分

ウエスタンでは復調気配を見せている阪神・佐藤輝
ウエスタンでは復調気配を見せている阪神・佐藤輝

 中日、巨人と敵地での6連戦に21日から突入する首位・阪神で、日に日に〝待望論〟が高まっているのが、怪物新人・佐藤輝明内野手(22)だ。不振のため二軍で再調整していたが、21日以降は再昇格かつ出場が可能な状況。課題でもある打撃の確実性向上へ、一軍首脳陣は二軍でじっくりと取り組ませたい意向があったものの、そうも言ってられない事情があるようで…。 


 先週14~19日までの1週間で行われた4試合を、1勝2敗1分けで乗り切った矢野阪神。トータルで1つ負け越したものの、優勝争いのライバル・ヤクルト、巨人との3試合も含まれた中、大崩れしなかっただけでも「御の字」と、チーム関係者の多くは胸をなでおろしている。

 ただ、深刻なのが前半戦では要所で効果的な一打を放ってきた中軸勢の相次ぐ不振。「これまでは誰かが調子が悪くても、誰かがそれを補っていた。それが全員が…」と関係者はタメ息をつく。14日のヤクルト戦からの4試合でわずか6得点。14日の一戦では9回にマルテの同点3ランでドローに持ち込んだ劇打はあったが、そのマルテも先週はその3打点のみ。サンズは10日を最後に打点はなく、9月はわずか2打点。9月序盤は好調だった大山も8試合、打点がない。

 ここまで453の全得点のうち打点は434。そのうちマルテ、サンズ、大山、佐藤輝の4人で237打点と、全打点の半分以上をたたき出している。この4人は今季の攻撃陣で中心的役割を担ってきたが、先週は佐藤輝が不振で二軍落ち、さらにチームトップの63打点のサンズも不振で先発を外れるなど、得点力が急激にダウンしている。

「とにかく誰かが、調子を取り戻さないことには…というところ。サンズと佐藤輝の打点がほぼなくなって打線がどうなったを考えると、サンズはもちろん、佐藤輝も新人だけど、今年の戦い方のなかで、もはや『やってもらわなくては困る』ひとりってことだよね」(チーム関係者)

 10日にファーム再調整に回った佐藤輝は、20日以降に再登録が可能になる。直前の19日の二軍戦では、4安打3打点と調子は上向いてきた。低空飛行の打線を押し上げる存在として、虎の怪物ルーキーに白羽の矢が立つのは時間の問題と言えそうだ。

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