「何やってんだよ…」

 ロッテOBで本紙評論家の得津高宏氏は、再度の清田育宏外野手(35)の醜聞にそう絶句した。

「しかも前回とは別の女性なんだってね。人はそうそう変われないとは言うけれど…。さすがに無期限謹慎処分で本人もだいぶ反省したと思っていた。シーズン終盤に一軍復帰して、優勝争いで活躍してくれると期待していただけに、球団OBとして裏切られた気持ちです。処分明けたばっかりでしょ。まったく反省していなかったと言われても仕方がないですし、球団も世間も甘く見られたもの。球団のイメージダウンは相当でしょうし、今、せっかくいい戦いをしている他のチームメートたちも水を差されてあきれていると思います」

 では、そんな清田に対し、球団はどう対応すべきなのか。

 得津氏は「複数年契約を結んでいますから、クビにするのは難しいかもしれません。というより球団の期待を裏切り、これだけ迷惑をかけたわけですから、清田のほうから複数年契約を返上し、退団を申し入れるべきでしょう。このままチームに残ったとしても、居場所はないわけですし、どうせまた同じことをやる。若い選手たちにも悪い影響を与えるのは間違いない。悪いことをした自覚はあるようですから、最後ぐらい男らしく自分から身を引いてほしい。女性相手の仕事ならホストクラブとか、ほかにいくらでもある。本当に野球をやりたいというのなら、米国のマイナーでやりなおすぐらいの気概を見せてほしいと思います」とした。

 もちろん、不倫を罰する法律はなく、民事上の問題で複数年契約の選手を解雇するのはそう簡単にはいかない。一般企業でも女性問題で懲戒解雇というのは難しく、仮に清田がクビとなったら、清田が「解雇は無効」と球団を訴えて裁判になる可能性もある。やはりここは、自ら身を引いてもらうしかないということか。