150キロ右腕・鈴木翔の阪神入りに中日今さら「もったいなかった」

2020年12月09日 06時15分

育成契約で阪神入りが決まった鈴木翔

 阪神に育成契約での入団が決まった鈴木翔太投手(25)に対し、古巣・中日内で「もったいなかった」の声が出ている。

 中日関係者は「翔太を戦力外にする必要はなかったのでは。育成契約でもいいので、あと1年だけ待ってあげてもよかった。阪神にいい補強をされてしまった可能性がある」と悔しがる。

 鈴木翔は聖隷クリストファー高(静岡)から2013年にドラフト1位で中日に指名されて入団。4年目の17年に先発ローテに食い込み15試合に登板して5勝5敗の成績を残したが、18年オフに右手人さし指の血行障害の手術を受け、ここ2年は一軍登板はなかった。

 しかし、今季は二軍戦で防御率5・74ながら2勝2敗2セーブで18試合も登板し、球速は自己最速の150キロを叩き出した。11月3日に戦力外通告を受けた際、鈴木翔は「手術してから指先の感覚が気持ち悪くて、正直、イップスみたいになっていた。正直、半年ぐらい前の僕だったら、もう野球を辞めていたと思うけど、この1か月は思いっ切り投げられているし、手術前の球速は145キロぐらいだったのに150キロ出るようになった。今までで一番いい球を投げられている。もう1年あれば結果を残せた? 自信はあります」と言い切っていた。

 今さらながら球団関係者は「もちろん、翔太には成功してほしいけど、阪神は同一リーグだし、支配下になってウチと対戦するときがくれば、抑えられないようにしないとカッコがつかない」とポツリ。今後、阪神・鈴木翔が古巣へ〝恩返し〟するのか注目だ。