藤浪の来季は守護神? チーム内外で高まる〝球児の後継者〟への期待

2020年11月05日 06時15分

6回無失点と力投した藤浪

 阪神・藤浪晋太郎投手(26)に〝球児の後継者〟と期待する声がチーム内外から高まっている。

 4日のヤクルト戦(甲子園)に先発登板した藤浪は4四球を出しながらも6回無失点と力投。勝ち星こそつかなかったが「緩急を意識し、球種も全体的にバランスよく使えた」と充実感を漂わせた。

 常々「自分としては、やはり先発としてやっていきたいという気持ちがある」と先発への意欲をアピールしてきたが、そんな右腕に対し「来季以降は(今季限りで引退する)藤川球児の後継者として守護神の座に就いてほしい」との声が多々上がっているのも事実だ。

 長年、阪神のブルペンを守ってきた球団OBは今季の藤浪の投球を見た上で「週に1度の登板に向けてコンディションをピークにもっていく先発に比べ、ブルペン陣は毎日安定したパフォーマンスを発揮することが求められる。今季の藤浪の投球を見た限りでは中継ぎへの適性を感じた」とし「来季以降は守護神の座を任せるのもアリだと思う」と力を込めた。

 藤浪はここまで、先発として思うような成績(1勝5敗)を残せず、チーム事情もあり9月末から中継ぎに配置転換。10月6日の広島戦から21日の広島戦まで8戦連続無失点に抑えるなど確かな〝中継ぎ適性〟も証明した。西勇、青柳、高橋、秋山と比較的人材が揃っている先発陣に比べ、来季の阪神ブルペンは藤川の引退に加え、この日セーブ王を確定させたスアレスにもメジャー流出が噂されており、編成面に不安を残している。

 それだけに球団関係者も「藤浪の言う『リミッターを外した』状態で放たれる160キロオーバーの直球はそうそう打たれるものではない。来季は守護神の座を任せてもいいのではないか」と〝球児2世襲名〟を期待しているのだ。

 先発続行か、本腰を据えてブルペン業に専念させるのか。来季以降の矢野監督の選択にも注目が集まる。