またしても阪神…〝クラスター〟計7人感染、10人登録抹消のドタバタ生んだ束の間の「油断」

2020年09月26日 05時15分

大幅に戦力を入れ替えの戦いを強いられた阪神・矢野監督

 またしても阪神が「新型コロナショック」に襲われた。25日に選手5人、スタッフ2人の集団感染が明らかとなり、濃厚接触者と見られる選手も含め、一挙に10選手の一軍登録を抹消した。異常事態の背景としては、球団が外食を許可した19日に感染が一気に拡大した可能性もあるため、批判の声が噴出している。


 まさに「悪夢の一日」だった。球団は午前10時過ぎに、浜地真澄投手(22)の新型コロナウイルス感染を発表。正午過ぎには、新たに岩貞祐太投手(29)、陽川尚将外野手(29)、糸原健斗内野手(27)、馬場皐輔投手(25)、一軍のチームスタッフ2人の「陽性」も明らかとなった。

 また、19日に遠征先の名古屋で浜地と会食した、小川一平投手(23)、岩崎優投手(29)が濃厚接触者にあたると保健所から連絡を受けたという。さらに同じ19日には、同じ名古屋で岩貞、陽川、糸原らと福留孝介外野手(43)、江越大賀外野手(27)、小林慶祐投手(27)、木浪聖也内野手(26)らが会食していたため、球団は独自で福留ら4人も濃厚接触者同様に扱うことを決め、計10選手の一軍登録を抹消することを決めた。

 まさかの一軍選手大量離脱の異常事態。球団は名古屋遠征中だった藤浪晋太郎投手(26)ら二軍選手たちに「すぐに一軍合流してくれ」と連絡を入れると、臨時の実行委員会開催を日本野球機構(NPB)に打診。状況報告をオンタイムで行いつつ、NPBの専門家チームや、試合当日の主催球団であるヤクルトと相談し、何とか試合開催にこぎつけた。

 試合後には、谷本修球団本部長(56)が、今回の大量感染について報道対応。「皆様のご協力を得て、何とか試合を決行できた。しかし、多くのプロ野球、メディア関係者、それ以上にファンの皆様に対してご心配をおかけしたことを大変申し訳なく思っています」と謝罪し、経緯説明に追われた。

 球団として何ともバツが悪かったのは、19日が名古屋遠征先での「外出・外食許可日」だったこと。会食に同席は球団関係者や家族に限り、マスク必着、2時間の滞在時間の限度や一度の会食で人数は4人までなど、様々な制約を設けていたが…。ベテラン福留や主将の糸原らを含んだ会食の席では、選手7人、スタッフ1人の合計8人が、店を貸し切って会食していたという。

「人数制約における内規違反では?」と問われた、谷本本部長は「非常に由々しき事態だと受け止めている。私のミスジャッジだったと深く反省しております」と、事実上、球団の管理体制にも〝甘さ〟があったことを認め、謝罪を重ねた。

 一方、矢野燿大監督(51)は3―6で敗れた試合後「ちょっと言葉が見つからない…言いようがない…」と今回の集団感染にショックを隠せず。猛虎にとってはあまりにもショッキングな激動の一日となってしまった。