巨人の〝サメ男〟を日本に順応させた〝G史上最強助っ人〟の金言

2020年08月15日 05時15分

クロマティ氏から打撃指導を受けるパーラ

 苦労していた助っ人がクロウの言葉でよみがえったようだ。「サカマル」解体後の原巨人は14日の中日戦(東京ドーム)を6―1で制して3連勝。貯金を今季最多タイの12とした。3連敗からV字回復した原動力の一人が、坂本に代わる「新2番」ヘラルド・パーラ外野手(33)だ。

 初回無死一塁で先発・松葉から右前打を放って先制点の呼び水となり、3回には四球で出塁してウィーラーの5号2ランで生還。この日は足の状態を考慮し、6回の守備から交代した。

「1番・坂本」の後ろを担うようになって3戦9打数4安打1本塁打。成績も打率2割9分4厘、4本塁打、13打点と新打線の核となっており、原監督は「今日もいい存在感を出してくれている。彼も自分の口から弱音は吐いていない」と派手さはなくとも貢献度の高い〝サメ男〟をたたえた。

 開幕前の練習試合でパーラは日本の投手に合わず32打数6安打、1割8分8厘と苦しんでいた。そんな新助っ人を救ったのは球団アドバイザーを務める巨人歴代最強助っ人ウォーレン・クロマティ氏(66)だった。

 まずは「日本の野球とメジャーの野球は違う。180度、考え方を変える必要がある」と伝え「米国と日本では配球はまったくの反対。日本の投手はフォークから入ってスライダー、シュート、またフォーク、そしてカット。時々直球があるけど、メジャー流に直球主体で配球を読んでいたらいつまでも打てない」。クロマティ氏は練習でパーラにティーを上げながら、今も日本で成功する秘訣を説き続けている。

 巨人在籍7年間で171本塁打したレジェンドの金言を胸に、パーラは日本の野球に向き合い、結果を出し続けた。それこそ〝クロマティ師匠〟に迫るぐらいの活躍を見せられれば、巨人のリーグV2はいよいよ揺るぎそうもない。