西武“疑心暗鬼”の練習再開 ロックダウンなら投手陣に大ダメージ

2020年03月31日 16時30分

全体練習を見守る辻監督(中)

 昨年のパ・リーグ王者、西武が30日、疑心暗鬼のまま活動を再開した。

 阪神・藤浪晋太郎投手(25)ら3選手の新型コロナウイルス感染発表から3日、活動を休止している阪神はもとより楽天、ソフトバンク、ロッテが続々と活動休止を発表し不要不急の外出の禁止措置を現場に通達した。日本野球機構(NPB)もこの日、イースタンならびにウエスタン両リーグ運営委員会が31日から4月6日まで予定していた全てのファーム練習試合の中止を発表した。

 4月24日のプロ野球開幕自体がもはや現実的ではない状況下で西武は本拠地での全体練習を再開した。球団や辻監督からは今後についての説明はなく、昨年のパ・リーグ王者は黙々と約2時間のメニューをこなした。

 いつ出るやもしれない「緊急事態宣言」に不安を抱える選手からは「今はしっかり自分たちができることを考えてやっていくしかない。(活動休止が)決まった時のことを考えたら何もできないので…」と不安の声が漏れている。

 ある主力選手は「本当はコミッショナーなりNPBに強制力のある統一見解を出してもらうのが一番なんですが、現実はそうなっていない」と指摘した上で「次に別の球団で感染者が出た場合にどうするのかも自分たちは知らない。一方で(活動)休止となれば休んでいる間の試合勘をどう取り戻すかというテーマも出てくる。たぶんいつ開幕したとしても今年の場合は万全(の状態)は無理でしょうね。シーズンの中で上げて行くしかないリスクは必ず出てくると思う」と本音を吐露した。

 そして調整に関して最も影響を受けるのは投手陣だ。西口投手コーチは一両日中にも発令される可能性のある「ロックダウン(都市封鎖)」を念頭にこう語った。

「オレも東京都民。休めと言われたら(埼玉にある本拠地に)出て来れなくなる。本当に(投手の)コンディショニングは難しくなってくる。外出規制で外に出れないとかになったらね…。そんなに長く休みたくないというのがピッチャーの本音だろうけど、こればかりはしょうがない」

 西武はこの日の練習後、31日から4月3日までの練習予定と休日を発表したが、その予定が完遂される可能性はあるのだろうか…。

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