中日の3年目右腕・山本拓実投手(19)が名古屋名物「喫茶店のモーニング」でリフレッシュしている。「コメダ珈琲店や近くのカフェでモーニングを食べて本を読んだりしています」というのだ。

 山本は昨季後半からローテ入りし3勝(3敗)をマーク。「先発だと休みが他の人と違う。僕だけ休みという日が結構あったので、朝ごはんぐらい休みっぽいことをしよう」と喫茶店に行くようになったそうだ。

 名古屋といえば喫茶店文化の盛んな地域。午前の時間帯にコーヒーを注文すればトーストやサラダ、卵などがついてくるモーニングが有名で、山本も喫茶店独特の癒やし空間にはまった。

「自分の部屋だとテレビもあってなかなか集中できないので(喫茶店で)ゆっくりいろんな本を読んだりするのが好きですね。哲学系の本やプロ野球OBの方が書いたものをよく読みます」。元ヤクルト監督・古田敦也氏の著書「うまくいかないときの心理術」(PHP新書)などを読んで気分転換を図っているという。甲子園球場の近くにある市立西宮高校出身でバリバリの関西人だが、モーニングでリラックス&リフレッシュするなど今やすっかり“名古屋人″だ。

 開幕から先発枠に入るためには小笠原、梅津、笠原らとの争いに勝たなければならない。「年齢が近い先輩たちと争わないといけない。その中で一番を取れるように。キャンプが終わるときには一番評価が高い投手になりたいですね」。モーニング効果でさらなる飛躍を目指す。