【核心直撃】朗希だけじゃない。プロ2年目のロッテ・藤原恭大外野手(19)が本紙に激白した。一昨年、大阪桐蔭で甲子園春夏連覇を達成し、ドラフト1位入団。球団高卒新人としては54年ぶり史上3人目の開幕スタメン入りを果たすも、昨季は一軍6試合で打率1割5厘に終わった。どんな胸中で今季に臨むつもりなのか。1年後輩のドラフト1位・佐々木朗への思いにも迫った。

 ――プロとして迎えた初めてのオフだったが

 藤原 やっぱり結果が出なかったんで、特にバッティングは意識して練習するようにしました。

 ――どのあたりが足りなかったと思うか

 藤原 いや、もう全部足りなかったです。やっぱり原因はあると思うので、フォームをしっかり見直して振り込む量もそうですけど、しっかり安定したスイングをできるように意識してやりました。ただやっぱり力不足を感じた一年でしたね。みんなずっと一番、一番だった人たちが入ってきている世界なので当然の結果だと思いますし。自分も飛び抜けた能力はないので、本当にやるだけしかないです。

 ――2017年のU18代表で「金属バットは引っ張れるが、木では引っ張れない」という話をしていたが、今はどうか

 藤原 金属バットだと、どこの方向にもホームランを打てましたし、やっぱり単打というよりは長打のほうが多かった。木のバットでも金属バットのイメージでできるように1年間やってきたんですけど、まだまだ率も残してないですし、本塁打も打てていない。結果的には全然良くなかったですね。もう練習しかないし、努力してやるしかないと思っています。

 ――体重、筋力に関してプロとしての肉体改造は続けているのか

 藤原 まだ続いていますね。逆にやせたりしている部分もあるので(苦笑い)。もう結構一年間、無理して頑張ったんですけど結果(筋肉が)あまりつかなかったので…。

 ――見た感じは筋肉がついているような

 藤原 いや、そんなことはないですよ。まだまだです。プロテインも最近結構取ってますけど、あまり大きくなる体質じゃないのかなと。まあ今年1年は体づくりより技術を意識して…。あまり大きくならなかったので、この体でできることを生かしてやりたいなと思っています。

 ――キャンプは一軍スタート

 藤原 やっぱり結果と内容だけにこだわって、そこを残せるように努力するしかないです。考えてしっかりやります。でもやっぱり(一軍には)最低でも(打率)2割8分はないと外野では出られない。守備走塁もそうですけど、打てる外野手じゃないとプロでは通用しないので。

 ――同じドラ1の佐々木朗と話は

 藤原 まったくしてないです(笑い)。あいさつだけですね、はい。

 ――佐々木朗に“ドラ1の先輩”として助言は

 藤原 聞かれれば…。はい(笑い)。ポジションが違いますからね。頑張ってほしいというか…。でもまあ自分も頑張ってほしいと言える立場じゃないんですけど。まあ、でもまずは自分のことだけを考えてやっていきたいなと思いますね。(注目されて)大変ではあるかなと思いますね。お互い、まだ何も結果を残していないのでね。早く活躍できるように…と思います。