ソフトバンク 所沢の森に住む昆虫軍団に襲撃されていた

2019年09月02日 16時30分

虫が気になって仕方がなかった千賀

 負ければ首位陥落の一戦で意地の勝利だ。ソフトバンクが1日の西武戦(メットライフ)に4―1で快勝。天王山3戦目での勝利に工藤監督は「3連敗だけはしたくなかった。みんながその気持ちで戦ってくれて、その通りの結果になった」と話した。

 昨季から続くメットライフの“のろい”にも打ち勝った。首脳陣も「やっぱりここは何かがあるよ。本当に勝ててよかった」とホッとした表情だ。思い出すのは昨季の9月15日からの3連戦。順位は逆だったが3連敗を喫してV逸が決定的となった。さらには次々とアクシデントも起きていた。

 昨季は初戦をエース・千賀で落とすと、2戦目の試合前には柳田が練習中の打球を頭部に受けて救急搬送された。3戦目には今宮までもが故障離脱した。CSでは下克上を決めたが、シーズンの終盤は次の3連戦も含めて、マジック1から一矢報いるまで敵地で重たい黒星が続いた。

 今季に入っても7月末にデスパイネが熱中症になるなど、やはり何かが起きる。今回の天王山では所沢の森に住む昆虫軍団の“襲撃”を受けていた。

 初戦のことだ。千賀が6回のマウンドで虫にまとわりつかれて格闘するシーンもあったが、ここは直接の失点にはつながらず実害はなかった。しかし、その裏ではブルペンで準備をしていた甲斐野が急きょ中断してベンチへ。なんとハチに思い切り左腕を刺されていた。「ここは本当に虫が多い。昔、顔をアブに刺されて腫れ上がった選手もいましたしね…」(チーム関係者)

 甲斐野も「まだ痛いですよ」と話していたが幸いにも利き腕とは逆。この日の7回にマウンドに上がると自慢の剛球で強力打線をねじ伏せてみせた。

 連敗を5で止めて西武と再び1ゲーム差にしたソフトバンク。11日、12日にもメットライフで最終決戦が控えているが、嫌なイメージのある終盤の敵地でV奪回へ大きな1勝だ。