米大リーグ機構(MLB)は27日(日本時間28日)に26日(同27日)のエンゼルス―マリナーズ戦で8人が退場となった大乱闘劇に対する処分を発表した。エンゼルス9人、マリナーズ3人の計12人に出場停止や罰金の処分を科したと発表した。最も長いのはエンゼルスのフィル・ネビン監督代行(51)の10試合で、退場処分を受けたマリナーズのサービス監督への処分はなかった。

 エンゼルスではネビン監督代行に警告が出ているにも関わらずワンツが故意死球を与えたことで10試合の出場停止処分が科された。負傷リスト(IL)入りしているにも関わらず、ベンチを出て乱闘に参加したレンドンが5試合、死球を投じたワンツと中継ぎテペラが3試合、守護神イグレシアスが2試合の出場停止処分。キティ投手コーチ補佐が5試合、モンゴメリー・ベンチコーチは2試合、デルカンポ通訳も2試合、ヘイセルマン捕手コーチは1試合。

 マリナーズでは乱闘の原因となる行動を取ったウィンカーに7試合、クロフォードは3試合、ロドリゲスは2試合の出場停止処分が科された。罰金の額は明らかになっていない。

 選手が異議申し立てを行った場合、処分保留として出場可能。ワンツは受け入れ、27日から出場停止となる。レンドンはILからの復帰後、処分は有効となるがこの日から7試合、ベンチ入りが禁止された。