パイレーツの筒香嘉智内野手(30)は19日(日本時間20日)、敵地でのブルワーズ戦に「4番・一塁」で先発出場し、4打数無安打に終わり、打率は2割1分2厘。チームも2―5で敗れた。

 この日の相手先発は昨季のサイ・ヤング賞右腕コービン・バーンズ。屈指の右腕の前に見逃し三振、一ゴロ、遊ゴロ、見逃し三振と抑え込まれ、試合後は「やられてしまったなという感覚」と唇をかんだ。だがシェルトン監督は「四球も多く、ベストの状態でないときも生産的な打席にできるのはプロの打者の証し」と述べており、ここまで7四球をマークする筒香の選球眼の良さに高い評価を得ている。

 前日18日のブルワーズ戦は休養のため今季初の欠場。あらためて仕切り直しで臨んだものの快音は響かず、これで本塁打も開幕から「0」のまま11試合不発が続いている。それでも筒香は「徐々に良くなってきて自分の感覚が出ているので、もう出ると思う」とコメントし、前向きだった。