またも開幕戦勝利には届かなかった――。パドレスのダルビッシュ有投手(35)が7日(日本時間8日)のダイヤモンドバックス戦に2年連続3度目の開幕投手として先発し、6回無安打無失点の快投を披露した。

 過去2度は白星につながらなかったが、この日のは2点リードで勝利投手の権利を持ったままの降板。7回二死から3番手でバトンを受けた元阪神のジョンソンが回またぎの奮投を見せるなど、8回までスコアボードに「0」を並べた。しかし昨季まで阪神の守護神だったスアレスが大誤算だった。3連続四死球で一死も奪えないまま降板。代わった右腕スタメンもビアへの初球が暴投となって1点を失い、直後にサヨナラ3ランを被弾してダルビッシュの勝利も消えてしまった。