メジャーの開幕を翌日に控えた6日(日本時間7日)に米大リーグ機構(MLB)公式サイトとスポーツ・イラストレーテッド(SI)誌(電子版)は専属記者らによる今シーズンのMVPや新人王などアワードの投票の結果を発表した。ア・リーグのMVPはMLB公式サイトでブルージェイズのウラジーミル・ゲレロ内野手(23)が最多票を獲得し、SIではエンゼルスの大谷翔平投手(27)とゲレロが同票で1位だった。

 MLB公式サイトは73人の記者や解説者らが投票した結果、ゲレロに軍配が上がった。「昨年は大谷の歴史的な偉業でMVPはゲレロから離れたが、今年は本塁打と打率のタイトルを獲得して有利に立つだろう」と同サイトは見解を示した。

 昨年は本塁打王争いでつばぜり合いを演じ始めた5月中旬頃からMVPレースは大谷とゲレロの一騎打ちの様相を呈し、シーズン終盤の予想では大谷が大差でリードした。最終的にゲレロは48発放って本塁打王を獲得し、打率3割1分1厘、111打点をマーク。打撃3部門は大谷の46本塁打、打率2割5分7厘、100打点を上回った。しかし、9勝、156奪三振という投手の成績も加えた大谷が史上19人目の満票で栄冠を手にした。ゲレロは2位票29、3位票1で完敗だった。

 SIは7人の記者が投票して、5選手に票が割れた。大谷とゲレロがそれぞれ2票を獲得し、エンゼルスのマイク・トラウト外野手(30)、レッドソックスのラファエル・ディバース内野手(25)、ホワイトソックスのルイス・ロベルト外野手(24)に1票ずつが入った。

 米スポーツ専門局ESPN(電子版)は4日(同5日)に「ゲレロが3冠王を獲得しても、大谷が2年連続でア・リーグMVPに輝く」と予想しており、開幕前から大混戦。今年も2人がMVP争いの中心になるのは間違いないだろう。

 一方、ナ・リーグの新人王はカブスの鈴木誠也外野手(27)がSIで7票のうち4票を得て、パイレーツのオニール・クルーズ内野手(23)を上回った。MLB公式ページでは逆にクルーズが鈴木らを抑えて受賞するとの意見が多かった。

 また、MLB公式サイトで最有力ではないものの、大谷がア・リーグのサイ・ヤング賞、パドレスのダルビッシュ有投手(35)がナ・リーグのサイ・ヤング賞で票を得ていた。