米スポーツサイト、アスレチックは4日(日本時間5日)に米大リーグ機構(MLB)と選手会の新労使協定の交渉で最大の争点となっているぜいたく税の対象となる年俸総額について、MLBが提案した2億2000万ドル(約252億6000万円)に4球団のオーナーが反対していたと報じた。

 その4球団は大谷翔平投手(27)が所属するエンゼルスのモレノ・オーナー、ダイヤモンドバックス、レッズ、タイガースだ。ロックアウトがさらに長期化して、開幕が15日以上遅れた場合、大谷はFA取得が1年遅れて2024年オフになる可能性がある。それを念頭に置いての反対なら、〝裏切り〟にも等しい。大谷もショックだろう。

 選手会は昨季の2億1000万ドル(約241億円)から2億3800万ドル(約273億円)へ増額し、段階的に引き上げ26年は2億6300万ドル(約302億円)を要求。MLBは2億1000万ドルを3年間据え置き、26年は2億3000万ドル(約264億円)と隔たりは大きい。

 規定では23球団以上の賛成が必要で、今回は認められた。しかし、提示額を引き上げた場合、反対のオーナーが増えることも予想され、今後の交渉は難航必至だ。

 MLBはこの日、オープン戦開始を18日(同19日)以降に延期すると発表した。早くても4月7日(同8日)となっている開幕がさらに延期される可能性が出てきた。