米CBSスポーツ(電子版)は今オフにFAとなったトップ50人のうち未契約者がどのチームにフィットするかを予想した。ポスティングシステムでのメジャー移籍を目指す広島の鈴木誠也外野手(27)の最適な移籍先はマリナーズ、2番手にレッドソックスを挙げた。

 マリナーズのロースター40人の中で外野手は7人が登録されているが、ポストシーズン進出を果たすためには層が薄い。「ハニガーが来季終了後にFAとなり、ルイスはほとんどの試合をケガで欠場し、新人のケレニックはいま一つだった。他のプロスペクト(若手有望株)たちはまだアップグレードが必要だ」

 その上で「飛躍しようとしているチームに最盛期の鈴木が加われば、インパクトのある打者となるだろう」と期待。「マリナーズにはこれまで多くの日本選手が在籍し、彼らを新天地で順応させる豊富な経験を持っている」と付け加えた。

 2番手はレッドソックスだ。「外野はマルティネスとヘルナンデスが来年オフにFAとなる。レンフローをトレードして、ブラッドリーが加入したが右翼は確定していない」と右翼の定位置が空いていると指摘。さらに「鈴木はパワーを備えた右打者だ。フェンウェイ・パークにマッチするはず」と続け、左翼が狭い本拠地で鈴木誠の長打力が生きると強調した。