MLBが球宴とドラフト会議の開催地変更 ジョージア州の“人種差別”法案に対抗

2021年04月03日 08時34分

ジョージア州会議事堂の前で抗議活動する女性(ロイター)

 米大リーグは2日(日本時間3日)、ジョージア州アトランタで行う予定だった今年のオールスターとドラフト会議の開催場所を変更すると発表した。3月下旬に同州で黒人などのマイノリティー(人種的少数派)を標的にしたとされる、不在者投票における身分証明の厳格化などを定めた制限法、通称「SB(上院法案)202」への対抗措置。コミッショナーのロブ・マンフレッド氏は「全ての米国人の投票権を支持し、投票への制限に反対する」との声明を発表した。

 代替開催地は近く発表されるという。アトランタの英雄で、今年1月に死去したハンク・アーロン氏を讃える祭事は引き継ぎ、開催予定だった地元コミュニティへの支援を続けていくとした。

 問題の法案は期日前投票や郵便投票の実施方法を従来より制限したり、投票所に行列する有権者に水や食べ物を提供してはならないなどとする投票制限で、人種差別の要素が色濃いことから、バイデン米大統領を始め、全米中から非難の声が上がっている。