大谷翔平 二刀流今季絶望的! 右ヒジ靱帯損傷は免れたが…

2020年08月04日 10時30分

大谷翔平

【ロサンゼルス発=青池奈津子】エンゼルスは3日(日本時間4日)に大谷翔平投手(26)が右回内屈筋群のグレード1~2のハリと診断されたと発表した。投球再開は4~6週間後とし、日々の様子を見ながらDHとして出場を続ける予定だ。右肘靱帯損傷の最悪の事態は免れたようだが、今季中のマウンド復帰は厳しい。

 2日(同3日)のアストロズ戦に先発した大谷は1回2/3を投げ、無安打2失点、2者連続押し出しを含む5四球だった。2回のレディックの6球目にMAX97・1マイル(約156・2キロ)をマークしながら、降板直前のスプリンガーの打席では直球3球すべて89マイル(約143キロ)台に減速。試合後に右ヒジの違和感を訴え、磁気共鳴画像装置(MRI)検査を受けたことが明かされた。

 マドン監督は2回に球速が減速したことについて「疲労だと感じた」とコメントしたが、試合を見ていた多くの地元記者は危機感を抱いていた。ロサンゼルス・タイムズ紙のディラン・ヘルナンデス記者は「(球速の)スピードガンが大谷のもがきを物語っていた」と解説。それ以外に「2回前半、タッカーへの初球の変化球がストライクゾーンを外れた時、大谷は彼らしくない、肩を下ろすようなしぐさをしていた」と指摘した。「この段階で、1イニングのパフォーマンスの詳細はどうでもよくなった。一人の選手の未来がかかっている。彼の、最も競争率の高い大リーグで二刀流をやるという夢も危ない」と将来を懸念した。

 オレンジ・カウンティー・レジスター紙のジェフ・フレッチャー記者は「大谷翔平の登板出だしはすごく素晴らしかったが、ガッカリな展開になったと思ったら、その数時間後には最悪の事態になっていた」と肩を落とす。問い合わせが殺到しているようで、自身のツイッターに「結果が分かった瞬間に皆さんにお伝えします」とコメント。また、ファンらに「大谷が次に投げるのは、いつと予想するか?」とアンケートを実施。約3000人が回答し、最も多かったのは「2021年」の38%だった。2番目は「今季後半」の26%、「二度と無理」の23・7%、「次の日曜」の12・3%と続いた。

 CBSスポーツ(電子版)は「大谷が大きな手術を受けたのは、それほど前(2018年10月)でないことから、これは大谷にとってもエンゼルスにとっても、すごく心配な出来事」と危機感をあらわにした。その上で「大谷がピッチングをできることは2018年で分かったけど、大リーグに来てから、ずっと腕のトラブルに見舞われている」と二刀流続行への疑問を投げかけた。