球児たちはあくまでも前を見据えた。第94回選抜高校野球大会(甲子園)の大会1日目が18日、天候不良のため翌19日に順延決定。開会式とともに初日の順延が決まったケースは、第64回大会(1992年)以来、実に30年ぶり通算7回目のことだ。

 この日の第1試合で浦和学院(埼玉)と対戦予定だった大分舞鶴の河室聖司監督(57)はオンライン会見に応じ「抽選会以降、ずっとこの日に合わせて来たので残念」と唇を噛んだ。それでも「全校の生徒も応援に来てくれているので、いい環境の中でやりたいと思う」と気持ちを切り替えた。強豪校といきなり初戦でぶつかることには「明らかに向こうの力が上なので、本校は食らいついていくだけ」とあらためて述べ、21世紀枠の初出場校らしくチャレンジ精神を貫く構えだ。

 順延決定後、チームは室内練習場で早朝から2時間ほど軽めの練習を行った。甲斐京司朗主将(2年)は仕切り直しとなる初戦に向けて「感謝を伝えること、そして仲間のためという思いで声を出しながら頑張っていきたい」と健闘を誓っていた。