米CBSスポーツ(電子版)は20日(日本時間21日)に米大学野球で今年から使用が許可された投球サイン受送信用のウェアラブルデバイス(着用できる装置)に関して、その効果に米大リーグ機構(MLB)も注視していると報じた。目的はサイン盗みの削減と試合時間の短縮とされる。
新労使協定交渉が難航してロックアウトが続くMLBだが、大学野球は春季キャンプに入り、オープン戦も始まった。ドジャースのウォーカー・ビューラー投手(27)やデービッド・プライス投手(36)の出身校として知られるヴァンダービルト大をはじめ複数の有力校はリストバンド型やイヤホン型の装置を使用開始した。
20日のオープン戦でヴァンダービルト大が使用したシステムは以下の通り。受信器はフィールドで守る9人全員が着用。ベンチにいる監督やコーチが送信器に数字を打ち込み球種やコースを知らせ、投手が確認して投球する。捕手を含めて選手からの送信はできない。
同サイトは「MLBでは長きにわたりサイン盗みに関して疑心暗鬼になっていた。捕手は無走者であっても複雑なサインを出さなければならなくなった。アストロズのスキャンダルはサイン盗みでいかに有利となるかを明らかにした」とサイン盗みの弊害を訴えた。
大学野球レベルではベンチから投球のサインを出す〝一方通行〟が一般的だが、「MLBでは捕手から送信できる着用デバイスも必要になる」と予想。試合ペースが遅延しなければ、「MLBで検討するのは時間の問題」と見ている。
MLBと提携する独立リーグでは昨年、ストライクとボールを自動的に判定する〝ロボット審判〟を取り入れたが、選手から大不評で今年は取りやめた。しかし今年は3Aでの導入が検討されているという。
「事は動いている」と同サイト。ハイテク化の波は野球界も例外ではないようだ。












