2009年の首都圏連続不審死事件で一、二審で死刑判決を受け、上告中の木嶋佳苗被告(39)が9日、自叙伝を有料メルマガ形式で発信し始めた。未決囚の手記発表は過去にもあるが、有料メルマガ形式は異例。ホリエモンを見習った木嶋被告の獄中ビジネスの成否は――。

 木嶋被告が自叙伝「礼賛」を公開したのは、ドワンゴ社のネット動画サービス「ニコニコ」内の「木嶋佳苗チャンネル」だ。「三十七歳の冬、私は『名器発言』で有名になった」「ステディーな彼がいない期間は一日もない。一人で夜を過ごした日は数える程しかない」と木嶋被告は法廷内同様、自信たっぷりにつづっている。

 木嶋被告は控訴中の今年1月にブログを開設、東京拘置所内での食生活から男性観、下着事情まであっけらかんと公開していた。ところが3月になるとブログは閉鎖。木嶋被告の支援者でブログ管理人は「木嶋氏よりブログを商業ベースで個人契約にて行うと申し出があり、今後当ブログは有料メルマガに移行致します。ここからの支援は必要ないであろうと判断」と報告していた。

 木嶋被告は幼少時から男を手玉に取るようになった逮捕前までの半生をノート41冊分にまとめ、一部を昨年、公開していた。当初は光文社から出版予定だったが、今回ブロマガといわれる月864円の有料形式で小出しでの公開に踏み切った。

 リンゼイさん殺害事件で無期懲役となった市橋達也受刑者(35)は裁判前に逃亡記を出版し、約1000万円もの印税を得た(遺族に全額寄付も拒否)。木嶋被告は獄中から有料メルマガを発信した堀江貴文ライブドア元社長(41)の手法をマネた格好で、会員数次第では月数十万~数百万の収入に化ける可能性がある。

 一方、ブログ開設時には「90%の、死ね。死刑囚。デブ。金なし。などの誹謗中傷、罵詈雑言を頂きました」(前出の管理人)と非難ごうごうだっただけに今回も大反発を招くのは必至だ。