大阪地検の元検事正から性被害を受けたと訴えている元検事のひかりさん(仮名)が1日、都内の司法記者クラブで記者会見を開催した。ひかりさんは8月末に検察庁を退職した。
 
 事件は、8年前に元検事正の北川健太郎被告が在職中、酒に酔って抵抗できないひかりさんに性的暴行をしたとされるもの。北川被告は無罪主張をしており、裁判は継続中だ。

 ひかりさんは「私は検事の仕事が大好きで天職だと思っていました。自分にしか寄り添うことができない被害者、被疑者がいて、犯罪をなくし、皆さんが安全に暮らせるようにと身を削って仕事を長く長くやってきました。ですが、この8月末で検事バッジも返却し、検事の仕事を失いました。言葉にできないほど悔しいです」と涙ながらに語った。

 退職はひかりさんの望んだものではなかった。「これ以上検察による犠牲者を生まないためにも検察の違法・不正を暴き、組織の問題を究明し、法と人を守る組織に改革する必要があります。検察には自浄作用はありません。検察に第三者の監視の目を入れましょう。まずは第三者委員会設置に向け、たくさんの方々に声を上げていただきますようお願いします」と訴えた。