福岡ビッグバンは起こるのか。金銭授受疑惑に揺れる福岡県議会で〝県議会のドン〟と呼ばれる蔵内勇夫議長が25日、議員辞職を表明した。時同じくして福岡市の高島宗一郎市長が11月に控える市長選への出馬を見送ると表明し、こちらも衝撃が走った。大きな転換点を迎えた福岡政界だが、元参院議員の音喜多駿氏は前安芸高田市長の石丸伸二氏の動向に注目している。
蔵内氏をめぐっては高額な海外視察や正副議長ポストをめぐる〝カツアゲ〟疑惑などが問題視されていた。蔵内氏は25日、都内で開催された「女性議員研究交流大会」に出席。会場入りする前に報道陣に「本日をもちまして、全国都道府県議長会会長を辞することにいたしました。同時に福岡県議会議長、福岡県議会議員を辞職いたします」と報告した。
その後、議会事務局を通じてコメントを発表。「議長職だけではなく、県議会議員としても身を引くことが、今の私にできる責任の取り方」と説明。一方で金銭授受疑惑は改めて否定した。今後は第三者委員会による調査が行われる。
ここ数日はドンの去就に注目が集まった一方で、福岡市政でも動きがあった。4期目の高島市長が「新しい人材が活躍する方が健全だ」として、5期目の立候補はしない意向を23日に表明。蔵内氏に負けないインパクトを福岡政界に与えていた。
高島氏の政治家としての評価は高かった。音喜多氏は「実績もあり、政界からいなくなるには惜しい存在。近い将来、国政なりに出馬する可能性はあります。何より福岡県知事待望も出てくると思います」と高く評価する。
注目はポスト高島を選ぶ市長選だ。音喜多氏がその動向を注目するのが石丸氏だという。石丸氏は昨年、YouTube番組「ReHacQ」九州支局長に就任し、福岡市に移住。音喜多氏は「石丸さん待望論が出るでしょうね。市長経験者であり、高島さんと同じく改革派」と期待を寄せる。
地域政党「再生の道」の代表を辞任し、影が薄くなっていた石丸氏だが、ABEMAの恋愛リアリティーショー番組「恋愛病院」に出演。同番組は大バズりし、石丸氏も復活の兆しを見せている。番組内でスタッフに「MK5。マジでキレる5秒前」と不満を爆発させるなど石丸節も健在だった。
音喜多氏は「今回の問題で、来年には福岡県議会の構図が大きく変わるでしょう。ご存じの通り福岡は副首都にも名乗りを上げています。将来的に石丸市長、高島県知事。加えて議会も若手の改革派となれば、福岡ビッグバンが起こるかもしれません」と話した。
高島市政では、繁華街の天神を再開発する天神ビッグバンが押し進められた。福岡政界のゴタゴタに石丸氏も〝MK5〟のはず。高島氏とタッグを組み、福岡政界を変える福岡ビッグバンを起こす日が来るかもしれない。












