ヘンリー王子とメーガン妃の夫妻の英国への移住が具体化するまでの間、限定的かつ一時的な警備を認めるべきだと、元内務大臣のデイビッド・ブランケット氏が主張した。英紙デーリー・メールが24日、報じた。
同氏は脅威のレベルに応じて、時間の経過とともにレベルを上げたり下げたりする可能性があると語っており、こうした「中間的な」取り決めとしては、ヘンリー王子に1人か2人の警護官が同行するというものであり、一時的な措置として提供することは「全く妥当」であるとしている。
この発言は、年間500万ポンド(約10億9000万円)にも上る可能性のある夫妻の警備費用を納税者が負担すべきかどうかをめぐる論争が議会で激化する中で出たものだ。
労働党のデイム・エミリー・ソーンベリー氏はヘンリー王子、メーガン妃、彼らの子供たちであるアーチー王子とリリベット王女が「安全である権利がある」とした一方、労働党の上院議員は、彼らは自分たちで費用を負担すべきだと主張した。
夫妻に近い関係者が、彼らの英国移住はわずか6か月で終わる可能性があると述べたことで、さらなる混乱が生じているという。
英国における主要な要人の警備体制を監督する王室・要人執行委員会(RAVWC)による見直しは既に完了したとみられており、ヘンリー王子はシャバナ・マフムード内務大臣に結果を「密かに警備を懇願していた」と報じられている。
ブランケット氏は「警備体制は3つのエリアに分かれている。まず、完全に黒塗りされた予備車両があり、2、3人の警護官が乗用車に1人、予備車両にもう1人が乗って、24時間体制で警護に当たる」と語っている。
さらに同氏は「その中間的な方法としては、いわゆる主任警護官に1人か2人の警官が同行するという方法があります。3つ目は、警備訓練を受けた運転手を付けるというものです。その中間の金額は、当面の間提示する上で全く妥当なものであり、数年後に再検討すればいいでしょう」と主張している。
またデイム・エミリー下院議長外務委員は「彼の家族の安全が確保されることを保証してほしい。彼らには安全である権利がある。彼は国王の息子であり、公務を通して我が国に多大な貢献をしてきた。だからこそ、彼自身と家族が危険にさらされるのだ」と語り、同じく労働党所属で元内務省大臣のマイク・タップ議員は、安全保障に関する決定には「脅威を冷静に評価すること」が必要だと同意している。
しかし、トニー・ブレア政権下で大臣を務めた労働党の貴族院議員エドワード・フォークス卿は、夫妻の警備は「私的な問題であり、彼ら自身が対処すべきだ。彼らは裕福な人々であり、納税者が負担すべきことではないと思う」と指摘した。
内務省の報道官は23日夜、民間警備の手配については議論しないとの声明を出している。












