「ゴブリン」——日本でもすっかり有名な低級悪魔のような妖精。邪悪なモンスターの一種として描かれる一方で、イタズラとおふざけが好きというイメージを持っている人が多いだろう。

 見た目は小さな人間のようで、顔や肌は醜い。毛むくじゃらで耳は長く鼻も高く、長い三角の帽子や革の帽子をかぶっているイメージ。体は小さくとも頭や手足の先は大きいためにコミカルな印象も残る。

 日本では「小鬼」と訳されることもあるゴブリン。その言葉の通り、邪悪で小さな人形の妖精だ。そんなふうに思っている人も多いのではないだろうか。

 そのゴブリンがもし現代社会に現れたとしたら、やはり恐怖を覚える人は多いだろう。何をするか分からないのだ。しかし、現在もカメラの片隅に偶然写り込んだゴブリンらしき存在の報告は少なくない。

 その中でもハッキリとゴブリンの動く姿、そしてゴブリンらしい性質を記録した動画が撮影されたものがある。

 2017年2月にアルゼンチンのサンティアゴ・デル・エステロ市の公園で少年たちはサッカーをしていた。その様子はいたって楽しそうなのだが、撮影者が近くの茂みに異変が起こったことに気づいた。

 茂みの中から黒い小さな頭のようなものが動いたのだ。人が茂みの中でかがんでいる状態に見えるのだが、その様子がすでにおかしいのだ。

 というのも、茂みはサッカーをしている子供たちが入っても体が出てしまうほどで、この頭の持ち主はかなり体躯が小さい。

 撮影者だけでなく少年たちも異変に気付く。サッカーを一旦やめて茂みの頭に注目したら、その生物はまるでクロールのように手を動かして彼らに近づいてきた。撮影者も少年たちも慌てて逃げ出したところで映像は終わっている。

 少年たちは後日、その影を「人間のようには見えなかった」と証言し、地元ではゴブリンの出現が騒動になった。少年たちはもう現場の公園には行きたくないとも語っているそうだ。

 アルゼンチンではこれまでにもゴブリンのような生物が目撃され、中には人間によって銃撃された例もある。二足歩行で猿のようでありながら、猿とは明らかに違う生物が存在するようなのだ。

 J・R・R・トールキンの「指輪物語」を筆頭に、ファンタジーの世界を舞台にした物語で生息数の多い人型の異形として描かれる妖精のゴブリン。ひょっとしたらかつては人間に近い生命体として実在し、その生き残りがアルゼンチンのような未開の土地が多い場所に、ひっそりと生き残っているのかもしれない。

 また、南米ではチュパカブラやUFOの目撃も多く、それらと関連する可能性を考えると、これからも注目に値する出来事だと言えよう。