バブルス君は生きていた! 1980年代に故マイケル・ジャクソンさんの“親友”として、ミュージックビデオに出演したり、来日して大阪市長を表敬訪問するなど、大人気だったチンパンジーだ。成長し反抗期が来たため、マイケルさんが手放し、その後はどうしているのか。実はまだ元気に生きていることが分かった。複数の欧米メディアが報じた。

 バブルス君は1983年に医療研究施設で生まれ、実験動物として飼育されていたという。85年にマイケルさんが引き取り、ネバーランドではマイケルさんと寝食を共にし、ワールドツアーではプライベートジェットで世界中を旅行するなど、もし人間だったら夢のような生活を送った。複数のミュージックビデオに出演。ツアーにも帯同し、87年には「バッド・ワールド・ツアー」で来日し、高級ホテルのスイートルームに宿泊。大阪市長を表敬訪問するなど、多くのメディアに取り上げられ、日本でも覚えている人は多いだろう。

 しかし、成長するにつれ、メディアに出ることはなくなった。チンパンジーは13歳ほどで成獣になり、力は強く、特に発情期は危険であるため、90年半ばになると、バブルス君の死亡説やマイケルさんが手放した説が出た。

 複数の欧米メディアによると、霊長類学者が「バブルス君はマイケルに殴られていた」と話し、マイケルさんの親族は「マイケルがバブルス君の顔を殴ったり、おなかを蹴ったりしていた。マイケルは『彼はチンパンジーだ。しつけないといけない』と言っていた」と暴露。しかし、マイケルさんと寝食を共にすることはなくなったが、ネバーランド内の施設で数十頭のチンパンジーのボスとして生きていたという。マイケルさん側は虐待を否定していたが、大人になったバブルス君の巨大化と凶暴化は手に余ったのかもしれない。

 英紙「デーリー・スター」によると、2002年にマイケルさんの息子が誕生し、「赤ん坊に危害を加えるかもしれない」という理由で手放すことを決めたという。

 03年、カリフォルニア州の動物トレーナーに引き取られ、05年にフロリダ州のセンター・フォー・グレート・エイプス(類人猿センター)に移譲された。マイケルさんは飼育費を払い続けたというが、09年に亡くなった。

 そのバブルス君がまだ生きていたことが分かった。飼育下のオスのチンパンジーの平均寿命は32歳とされているが、バブルス君は現在39歳。

 同紙は「絵を描いたり、フルートを聴くのが好き。マイケルさんが亡くなった時、複数のメディアにバブルス君は自殺しようとしたと報じられたことがある。しかし、類人猿センター創設者は『バブルス君はマイケルさんが死んだことを知らされておらず、自傷行為はしていない』と否定した」と報じた。

 実際、類人猿センターのホームページには今のバブルス君の写真がアップされている。そして「バブルス君の特徴として、写真を撮られることを嫌う。カメラを見ると背を向けるため、撮影するのが難しい。人に水を吐きかけたり、砂を投げてくる。マイケルさんの遺産から保護区を維持するための寄付が続いている。体長約137センチ、体重約84キロの立派なオスとして、小さな群れのボスに君臨している」としている。