女子テニスの4大大会シングルス通算18勝を誇るレジェンド、マルチナ・ナブラチロワ氏(61)が10日、世界ランキング4位の大坂なおみ(20=日清食品)を称賛するコラムを女子テニス協会(WTA)公式サイトに発表した。

 同氏はWTAファイナル(21日開幕、シンガポール)初出場を決めた大坂に「今季最終戦のトーナメントに初めて出場が決まった時はエリートの仲間入りをしたかのように感じます。あなたはもはや偽者ではない。1人のスターだ。それはとてもクールなことです」とメッセージを送った。

 3月に米国インディアンウェルズで行われた「BNPパリバ・オープン」で優勝後、9月に全米オープンを初制覇。シーズンを通じて活躍が目立った大坂にナブラチロワ氏は「彼女は出身に関する話題や全米オープンやインディアンウェルズでの優勝による上昇スピードによって、今季の物語であり続けている」と評価した。

 WTAファイナルに向けても「彼女はシンガポールで優勝候補の1人になるでしょう」と断言。

「そして、もっと重要なことはシングルスのトーナメントにアジアの選手がいることを意味します。(ツアー9勝の)李娜は引退し、この大会がシンガポール開催になった後、WTAファイナルに出場することはなかった。しかし、今は世界のトップ8に大坂が入り、大陸全体に応援する人がいます」と、アジアの新たなスター誕生を歓迎した。

 全米決勝でのセリーナ・ウィリアムズ(37=米国)との激闘はナブラチロワ氏の目にも焼きついた。「大坂は若き日のセリーナを思い出させる」――。困難を打ち破った精神面の成長にも目を細め「大坂にとってアップダウンのある年だったけれど、アップが完全にダウンを見劣りさせたのは言うまでもないこと」と大坂が成し遂げた成功に驚きを隠さなかった。