フィギュアスケート女子で五輪3大会連続出場のルナ・ヘンドリックス(ベルギー)が、現役を引退するとベルギー紙「HLN」が伝えている。

 2022年、23年世界選手権で表彰台に上がったヘンドリックスは、同年代の坂本花織さんらとともに、長きにわたって氷上で活躍。2月のミラノ・コルティナ五輪は14位に終わり、去就については明言を避けていた。

 同紙は「ヘンドリックスは水曜日に記者会見を開き、フィギュアスケート選手としてのキャリアに終止符を打つ。長年のケガとの戦いを経て、世界選手権で2つの歴史的なメダルと欧州選手権のタイトルを獲得した彼女は、トップレベルのスポーツから引退する」と報じた。

 ミラノ・コルティナ五輪は満身創痍の状態で出場。そのパフォーマンスはベルギーの人々の脳裏に深く刻まれている。同紙は「ヘンドリックスが成し遂げたことは、まさに唯一無二の偉業と言える。ベルギーはフィギュアスケートの強豪国ではない。ロシア系のスポーツ学校などなく、ましてやスケートリンクが豊富にあるわけでもない。兄であり、心の支えでもあるヨリックの支えを受けながら、世界へ上り詰めた」と偉業をたたえた。

 さらに今後についても言及。「ヘンドリックスのスポットライトと氷の世界と全く異なり、温かい現実へと変わる。幼稚園教諭の資格を取得し、現在は故郷で夢のマイホーム建設に精力的に取り組んでいる」と明かした。