女子プロレス「スターダム」のフワちゃんが、夢の大舞台で確かな手応えをつかんだ。フワちゃんは10月31日(日本時間11月1日)の「AEW COLLISION」に初参戦。ベルト奪取にこそ失敗したものの、今シリーズのタッグリーグ制覇へ自信を深めている。本人を直撃すると、米メジャー団体で得た収穫などを熱弁。さらに、恩師である有吉弘行(52)からも〝家族ぐるみ〟で背中を押されていることを明かした。

先月末、AEWマットで奮闘を見せたフワちゃん (ⒸAll Elite Wrestling)
先月末、AEWマットで奮闘を見せたフワちゃん (ⒸAll Elite Wrestling)

 フワちゃんは葉月、コグマとのトリオでAEWマットに初出場。テクラ&スカイ・ブルー&ジュリア・ハートが持つ、アーティスト王座に挑戦したが、惜しくもベルト奪還はならなかった。

 帰国後、取材に応じ「プロレスラーになって10か月。AEWのリングで試合するというこの状況は、世界で活躍するプロレスラーを夢に見ていた自分にとって、感極まる出来事そのものでした。きらびやかな舞台の生の高揚感に心の底からワクワクしましたが、結局、最後はこのベルトを絶対にもぎ取ってやるという泥くさい思いだけが、一番のモチベーションでした」と振り返る。

 その上で「世界のすさまじさを肌で感じ、憧れが、思いが強くなった一方で、スターダムで培った、オールドスタイルの卍固めや必死のエルボーでお客さんが沸いているのを感じた。10か月の戦いの中で培った、日本の、スターダムのプロレスは世界を熱くさせるものなんだと自信がつきました」と団体への情熱を再確認していた。

 帰国したスターダムマットでは、タッグリーグ戦「ゴッデス・オブ・スターダム」が開幕。安納サオリとのタッグ「超戦友Z」でレッドゴッデスに出場するフワちゃんは、お手製のハンドルを握り、新曲とともに入場するなどパフォーマンスにも注力を始めている。

フワちゃん(左)は安納サオリとのタッグで優勝を目指している
フワちゃん(左)は安納サオリとのタッグで優勝を目指している

「アメリカのプロレスで好きな演出の一つが、やはり入場。ステージに現れた瞬間にパッと目を奪われる華や、この人はどんな戦いをするのかと前のめりになる没入感に、どうしてもワクワクしてしまう。新人の立場とはいえ、私もそういう存在になりたい」と米国で得た知見を熱く語った。

 同ブロック最大の敵は「BLACK SWAN」の上谷沙弥&渡辺桃だ。「ドラゴンボールで言ったらフリーザandフリーザ。戦闘力53万どころじゃないですよ。正直、今の時点ではリングで顔を合わせるのが怖いです。でも、組んでくれた安納さんに〝フワと組んで完全に正解だった〟と思ってもらうんです。イメージは日本代表のリレーのバトンパス。信頼とチームワークで、既存チームのタイムを超えていく、アツい戦いをするんです」と拳を握った。

 激闘を続けるフワちゃんには、芸能界からの心強いサポートもある。有吉が自身のラジオでフワちゃんとの交流エピソードを明かしたことを尋ねると「有吉さん、もう本当に家族ぐるみでかわいがっていただいてます。プロレス再デビューを後楽園で発表する時は、有吉さんが『明日、発表あるんだろ』って、とんかつ揚げて、ゲン担ぎしてくれたんです。こんなに愛にあふれた人はいません」と秘話を明かす。

昨年11月、緊張の面持ちでスターダム後楽園であいさつを行ったフワちゃん
昨年11月、緊張の面持ちでスターダム後楽園であいさつを行ったフワちゃん

「本当にお世話になっています。有吉さんのためなら、血ヘドを吐くまで卍固めかけてあげます。タッグパートナーの安納さんも一緒にかけます!」と笑顔を見せた。

 ニュースター候補の才能開花の日は近い。