卓球のアジア選手権最終日(25日、ウズベキスタン)で、男子のエース・張本智和(トヨタ自動車)が新たな歴史を刻んだ。

 世界ランキング3位の張本は、シングルス決勝で同66位の李天陽(中国)に3―2で逆転勝ちを収めて金メダル。2大会連続でアジア選手権の頂点に立った。日本勢が同種目で2連覇を達成したのは52年ぶりの快挙となった。

 この日は第1、2ゲームを奪われる苦しい展開。第3ゲームは終盤の連続得点で11―7と制す。第4ゲームを11―8で奪い、運命の第5ゲームは11―7で競り勝った。女子シングルスでは妹の張本美和(木下グループ)が決勝で敗戦。兄妹Vには届かずも、兄の意地を見せつけた。

 中国メディア「捜狐」は「日本の張本智和は見事な逆転劇を演じ、タイトル防衛に成功した」と報道。序盤の張本の戦いぶりは「完全に圧倒され、サーブの回転を正確に判断することができなかった。ラリーでもミスを連発していた」と指摘したが、第3ゲーム以降は粘り強いパフォーマンスで立て直した。

 今大会の同種目は同1位の松島輝空が棄権。頼れる後輩が不在の一戦で、エースが存在感を示した。